14~15世紀に沖縄本島南部に成立した王権。中国の史書は山南と記す。起源は伝承に彩られるが,14世紀後半に島尻大里城(おおざとぐすく)(現,沖縄県糸満市)を拠点に島尻一帯を支配。中山に続き,1380年承察度(しょうさっと)が明の冊封をうけ琉球国山南王となり,以後盛んに進貢貿易を展開。他魯毎(たろまい)王のとき中山王尚巴志(しょうはし)に攻められ1429年滅亡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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