藤原四家の一つ。不比等(ふひと)の長男武智麻呂(むちまろ)の別称。平城宮の南に武智麻呂の邸宅が所在したことにちなみ,子孫も南家を称する。反乱をおこして敗死した仲麻呂(恵美押勝),「続日本紀」編纂にあたった継縄(つぐただ)らを輩出。伊予親王事件などで衰えるが,伊東氏・土肥氏らの坂東武士団は武智麻呂の三男乙麻呂の後裔。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう