南極観測(なんきょくかんそく)
昭和期の南極国際共同観測。国際地球観測年(1957~58)の事業として,文部省に南極地域観測統合推進本部を設置。1957年(昭和32)から昭和基地・みずほ基地を開設し,地球物理・超高層物理・極地気象・雪氷・地震・測地・地理・地形・地質・地球化学・海洋・生理生態・寒冷生物および極地設営工学の分野を担当。85年にあすか基地,95年にドームふじ基地を増設。定常的観測は関係省庁の機関,研究観測は国立極地研究所が大学研究機関の協力で実施。観測船は宗谷・ふじ・初代しらせ・2代目しらせ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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