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名古屋玄医(なごやげんい)

生没 1628.3.21~96.4.18 江戸前期の京都の古方派の医師。字は閲甫,号は丹水子・宜春庵。京都生れ。中国明末の1646年に上梓された喩嘉言(じゅかげん)著「尚論篇」を読み,治病の原点を後漢の張仲景著とされる経験的処方を主とした「傷寒論」におくことを悟り,はじめて古医方を唱導した。儒学における伊藤仁斎らの古学派とともに古医方隆盛の端緒をひらいた。著書「難経註疏(ちゅうそ)」「金匱(きんき)要略註解」「医方問余」。墓所は京都市上京区の浄福寺。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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