中村正直(なかむらまさなお)
生没 1832.5.26~91.6.7 幕末~明治期の教育家。幕臣の子として江戸に生まれる。敬輔,号は敬宇。昌平黌(しょうへいこう)に学んで幕府儒員となる。蘭学・英学を志し,幕府遣英留学生の監督として渡英。維新後は静岡に移り,「西国立志編」「自由之理(ことわり)」を訳出して刊行。1872年(明治5)上京して大蔵省に出仕。翌年同人社を開塾し,また女子教育・盲唖教育にも尽力。明六社創立員・東京大学教授・元老院議官などとして活動した。東京学士会院会員。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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