中田薫(なかだかおる)
生没 1877.3.1~1967.11.21 明治~昭和期の日本法制史家。鹿児島県出身。東大卒。1902年(明治35)東京帝国大学助教授,11年教授。初期に荘園の研究や「知行論」などで,日本の中世法がドイツ中世の制度と類似することを明らかにし,後年の村や入会(いりあい)の研究でもドイツとの比較を通じてその法的性質を解明した。主要論文は「法制史論集」全4巻に収載。「徳川時代の文学に見えたる私法」も古典的価値をもつ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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