1. 用語
  2. 日本史 -な-
  3. 中曾根康弘内閣(なかそねやすひろないかく)

中曾根康弘内閣(なかそねやすひろないかく)

自民党の中曾根康弘を首班とする内閣。3次約5年間続いた。�@第1次(1982.11.27~83.12.27)。1983年(昭和58)1月,韓国を訪問し,懸案となっていた40億ドルの対韓経済協力問題を解決,その直後に渡米するなど機敏な外交を展開した。�A第2次(1983.12.27~86.7.22)。新自由クラブと連立をくみ,1983年(昭和58)12月成立。戦後政治の総決算を唱え,防衛費の対GNP比1%枠の撤廃,中期防衛力整備計画の策定などを行い,臨時行政調査会の最終答申にもとづき電電・専売など公社の民営化を実施した。�B第3次(1986.7.22~87.11.6)。1986年(昭和61)7月,衆参同日選挙で大勝し,余勢をかって売上税(消費税)法案を提出したが,廃案となる。しかし国鉄の分割・民営化は行われた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう