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長篠合戦図屏風(ながしののかっせんずびょうぶ)

織田信長・徳川家康の連合軍が,武田勝頼の率いる騎馬隊を北三河の設楽原(したらがはら)(現,愛知県新城市)で破った,1575年(天正3)5月の長篠の戦のさまを描いた屏風。現存する数点の遺品は,いずれも江戸時代に入ってから制作されたもので,合戦直後に作られた原図の転写本と推定される。長篠・長久手両合戦を六曲屏風一双に描きわけた徳川黎明会蔵本はとくに有名。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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