生没 1565~1619.1.21 織豊期~江戸初期の大工。初代京都大工頭。父は正吉。通称藤右衛門。大和国生れ。関ケ原の戦以降,徳川家康に仕えて五畿内近江6カ国の大工・大鋸(おが)支配となり,1606年(慶長11)従五位下大和守。09年1000石に加増。伏見城・江戸城・駿府城,江戸の町割,内裏,増上寺・方広寺・相国寺,久能山廟・日光廟など慶長から元和年間にかけての幕府の重要な建築工事にかかわった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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