内藤新宿試験場(ないとうしんじゅくしけんじょう)
明治初期の官営農事試験地。1872年(明治5)東京府新宿の旧内藤氏邸跡地9万5000坪を買収して開設,以後数回拡張して79年には19万余坪となった。また島津氏邸跡地にのち三田育種場となる付属試験地を設けた。当初は内外農作物・果樹の種子などの配布,各種試験,模範事業を行うことを目的としたが,のちに試験場組織となり,内務省勧農局農業試験場と改称,79年宮内省に移され植物御苑となった。現在の新宿御苑。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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