内閣情報局(ないかくじょうほうきょく)
正称は情報局。第2次大戦期に情報宣伝活動を所掌とした内閣の外局。1940年(昭和15)12月6日設置。総裁は親任官で国務大臣が兼ねることもあった。各庁の情報に関する連絡機関であった内閣情報部(36年7月1日設置の内閣情報委員会が37年9月25日昇格)を改組した機関だが,任務は大きく異なり,情報収集・宣伝のほか言論報道の指導・検閲・取締りを行った。しかし軍事関係は大本営報道部などの所管であった。両者は45年4~6月にようやく情報局に統合された。敗戦後GHQの覚書により取締り機能が停止され,45年12月31日廃止。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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