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根来衆(ねごろしゅう)

紀伊国の根来寺(大伝法院)の僧兵を中心とする集団。大伝法院は1288年(正応元)金剛峰寺から分離したが,金剛峰寺との抗争をくり返すなかで武装化を進め,戦国期には紀伊北部・和泉南部の地侍層や土豪層との関係を深め,鉄砲を導入して強力な組織を形成した。1585年(天正13)雑賀(さいか)衆とともに豊臣秀吉に抗して壊滅状態になったが,その後各地の大名に仕えた者は根来組とよばれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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