狭義には,ドイツのデュッセルドルフに近いネアンデル谷の洞窟で1856年に発見された旧人の化石をさす。発見当時はダーウィンの進化論の発表以前であったため,更新世人類としてなかなか認められなかった。しかしその後ヨーロッパや西アジアの各地で同類の化石人類が多数発見されるようになり,現在ではこの地域の旧人の総称としても用いる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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