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日本浪曼派(にほんろうまんは)

1935年(昭和10)3月保田(やすだ)与重郎・亀井勝一郎らによって創刊された文芸雑誌。高踏的なロマン主義の立場からプロレタリア文学運動壊滅後の思想的混迷の打破,伝統芸術の復興をめざした。保田・亀井の評論,佐藤春夫や伊東静雄の詩,太宰治・檀一雄・緑川貢らの小説を掲載。ファシズムの台頭とともに民族主義的傾向を深め,武田麟太郎(りんたろう)らの「人民文庫」と対立,38年8月に終刊した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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