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日本鉄道会社(にほんてつどうがいしゃ)

日本最初の鉄道会社。略称日鉄。1881年(明治14)11月岩倉具視(ともみ)らを中心に華士族層の出資で設立。東京―青森間の路線建設を目的とし,年8%の利子補給,利益保証など政府の手厚い保護・助成をうけた。84年5月中山道鉄道の一部として上野―高崎間に鉄道を建設。翌85年3月には品川―新宿―赤羽間が開業,京浜間官設鉄道との連絡がはかられ,上毛地方の輸出生糸の輸送を担った。91年9月には上野―青森間が全通。その後も常磐線や日光線などの新線建設や両毛鉄道・水戸鉄道との合併を進め,1906年11月に国有化されるまで,日本最大の私鉄であった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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