イエズス会宣教師ロドリゲス・ツズが著した,ポルトガル語で書かれた日本語の文法書。1604~08年(慶長9~13)長崎学林刊。ラテン語文法に準拠して記述しているが,当時の標準的口語を中心に文語や方言・敬語法などにも言及している。多くの日本文献を引用,日本人の学説をもふまえて考察を深めている。外国人による日本語研究書として第一級の資料。土井忠生による訳本「日本大文典」がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう