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日本進歩党(にほんしんぽとう)

第2次大戦後の政党。旧立憲民政党系の町田忠治派および旧立憲政友会系の中島知久平派を母体に,1945年(昭和20)11月に結成。総裁町田,幹事長鶴見祐輔。綱領に議会中心の責任政治の確立,国体の擁護などを掲げた。翌年1月同党所属の衆議院議員274人中,町田・鶴見を含む260人が公職追放となって大打撃をうけ,4月の総選挙では93人に後退。幣原喜重郎を総裁に,自由党と社会党の中間路線をねらったが党内は安定せず,日本自由党との保守合同も自由党側の反対で実現しなかった。47年の総選挙が迫ると,危機感から3月に日本自由党の芦田派・国民協同党の一部とともに民主党を結成した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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