日清戦争後から明治30年代中頃までの間に流行した思想運動。その呼称は,1897年(明治30)高山樗牛(ちょぎゅう)・井上哲次郎・木村鷹太郎らの創設した大日本協会の機関誌「日本主義」と,樗牛が同年6月「太陽」に発表した論文「日本主義を賛す」に由来。海外進出を唱え,その指導理念として建国の精神を主張した。国家至上の見地から世界主義に反対し,宗教を批判しとくにキリスト教を攻撃した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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