日本社会主義同盟(にほんしゃかいしゅぎどうめい)
1920年(大正9)12月9日結成の社会主義者の統一組織。社会主義運動と労働運動の大同団結を主張した。機関誌は「社会主義」。堺利彦・山川均らのマルクス主義者,大杉栄らのアナーキスト,麻生久・近藤憲二らの左右の労働運動家,赤松克麿・和田巌らの学生運動家など30人が発起人となり発足。加盟者1000人をこえたが,綱領・規約がなく思想的にも雑多で統一運動も展開できず,翌年5月の第2回大会が解散させられ,解体した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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