たんに「山海名産図会」とも。江戸後期に作られた日本各地の産物集成。5巻。大坂の酒造業者で当時の知識人木村孔恭(蒹葭堂(けんかどう))編。絵は蔀(しとみ)(法橋)関月。全国の海産物,山間地の物産のほか,酒造,伊万里焼や長崎・松前の物産はとくに項目を立てて扱っている。博物誌的な傾向をもつが,技術工程の記述にも配慮する。「日本名所風俗図会」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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