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日中民間貿易協定(にっちゅうみんかんぼうえききょうてい)

1952年(昭和27)6月,訪中した日本社会党議員高良(こうら)とみなどと中国国際貿易促進委員会主席南漢宸との間で調印された協定。戦後の日中貿易は1950年に始まるが,朝鮮戦争の勃発でアメリカが対中姿勢を硬化,貿易は激減していた。この協定成立によって貿易は軌道にのり始めたが,58年の第4次協定に際し,岸内閣の親台湾姿勢や長崎国旗事件により交渉が決裂,日中貿易は再び中断した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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