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新田荘(にったのしょう)

12世紀後半,上野国新田郡(現,群馬県太田市一帯)に成立した郡規模の荘園。本家は鳥羽上皇の御願寺である金剛心院,領家は藤原忠雅。地主である新田義重の寄進した私領を中核に,大田文にのる公田数のみで約300町の大荘園。のちに関東十刹となる長楽寺の在所世良田郷(現,太田市)は,北条氏の庇護をえて得宗被官勢力の支配拠点になった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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