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日奥(にちおう)

生没 1565.6.8~1630.3.10 織豊期~江戸前期の日蓮宗の僧。不受不施(ふじゅふせ)派の中心的人物。字を教英,安国院・仏性院と号す。京都町衆の呉服商の子として生まれる。1574年(天正2)京都妙覚寺の日典(にってん)に師事。95年(文禄4)豊臣秀吉主催の方広寺大仏殿の供養会の出仕をめぐり,日重(にちじゅう)らの受不施派と対立。自説を主張して丹波国小泉に隠棲した。99年(慶長4)徳川家康による供養会に出席せず,対馬に配流。在島13年,1623年(元和9)不受不施を公許される。著書「宗義制法論」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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