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日英同盟(にちえいどうめい)

1902年(明治35)から23年(大正12)まで継続した日英間の同盟協約。原文の英文には協約名はないが,日本では官報の用法により日英同盟協約という。�@第1回の同盟協約は1902年(明治35)1月30日調印。義和団の乱後のロシアの満州占領継続に対抗し,日本は韓国を勢力範囲として確保するために,イギリスは清国における利権保護と日本の軍事力利用とのために結ばれた。日英両国の清韓における利益擁護の相互援助,締約国の一方が他国と交戦の時は他方は厳正中立,2国以上と交戦の時は参戦するものとした。期間5年間。�A第2回は1905年(明治38)8月12日調印。日本の韓国保護権の確認と軍事同盟化,および適用範囲のインドへの拡大を決めた。期間は10年間。�B第3回は1911年(明治44)7月13日調印。アメリカに対して適用しないものとした。期間は10年。ワシントン会議で調印の四カ国条約の発効にともない,23年(大正12)8月17日廃棄。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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