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新嘗祭(にいなめさい)

「にいあえのまつり・しんじょうさい」とも。稲の収穫を祝う神事。11月下卯の日とその翌日に行われていたが,現在では11月23日。朝廷のほか,伊勢神宮や出雲大社など各地の神社で行われ,その年に収穫された新穀(初穂)を神に献じる。朝廷では,卯の日に大社304座に班幣(はんぺい)し,天皇が神嘉殿で斎酒・御饌(みけ)を神とともに食した。伊勢神宮では,勅使の派遣による奉幣の儀に先立って大御饌祭が,つづいて別宮をはじめ諸社でも神事が催される。出雲大社では,新嘗祭後に古伝新嘗祭という独特の神事が行われる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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