Rutherford Alcock(オールコック)
生没 1809.5.-~97.11.2 イギリスの外交官。福州・上海・広東の領事をへて,1858年(安政5)11月初代駐日総領事に就任,翌年5月江戸へ着任した。第1次東禅寺事件ではあやうく難をのがれた。11月公使に昇進,駐日外交団のリーダーとなる。62年(文久2)賜暇で帰国中,外相と遣欧使節竹内保徳(やすのり)との間の開市開港の延期を認めるロンドン覚書調印を斡旋し,64年(元治元)1月帰任した。萩藩の下関海峡封鎖,幕府の横浜鎖港提議などに対抗し,四国連合艦隊下関砲撃を遂行して萩藩を屈服させ,幕府に生糸貿易の制限を解除させた。11月下関遠征につき本国政府から召還され帰国。65年清国公使に転任。著書「大君(たいくん)の都」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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