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折たく柴の記(おりたくしばのき)

新井白石の自叙伝。3巻。1716年(享保元)起筆。祖父母・父母の経歴と自身の生い立ちから甲府藩主徳川綱豊(家宣)への出仕の時期までを記した上巻,6代将軍家宣・7代将軍家継の時期に白石がなした政治施策や幕府関連記事などを収める中巻・下巻からなる。子孫以外の他見を前提としない私的な見解・主張が記されて客観性には欠けるが,儒教の理想主義を実現しようとする白石の為政の態度がうかがわれ,政治・思想関係史料として重要。「岩波文庫」「日本古典文学大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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