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御触書集成(おふれがきしゅうせい)

江戸中・後期に幕府評定所が編集した官撰法令集。御触書とは幕府や藩が公布した成文法のこと。江戸幕府では8代将軍徳川吉宗以来,幕府の御触書の収集編纂が行われた。1615~1743年(元和元~寛保3)の御触書3550通を編纂した寛保集成51巻,44~60年(延享元~宝暦10)の御触書2060通を編纂した宝暦集成33巻,61~87年(天明7)の御触書3020通を編纂した天明集成52巻,88~1837年(天保8)の御触書6607通を編纂した天保集成109巻がある。54年(安政元)にも編纂が開始されたが未完。書名はいずれも「御触書」で,寛保集成などのよび名はそれぞれを区別するための通称。岩波書店から刊行。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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