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御文(おふみ)

本願寺8世の蓮如(れんにょ)が書簡のかたちで残した真宗の教義を集成したもの。東本願寺(大谷派)では御文(おふみ),西本願寺(本願寺派)では御文章(ごぶんしょう)という。基本的には1521年(大永元)に蓮如の孫円如(えんにょ)が,1461~98年(寛正2~明応7)の約260通の書簡から選録した5帖80通をさす。これにもれたものを追加編集したものは帖外御文という。15世紀後半の門徒教化(きょうけ)の方法や信仰の具体的なありかたが知られる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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