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小墾田宮(おはりだのみや)

記紀にみえる推古天皇の宮。「古事記」では小治田宮。603年(推古11)天皇は飛鳥豊浦宮(あすかのとゆらのみや)から移り住み,当宮で37年間統治したとされる。760年(天平宝字4)には淳仁(じゅんにん)天皇が小治田宮に行幸し,新京と称して諸国の糒(ほしいい)や調庸を納めさせた。宮付近には兵庫・倉庫・官衙などが存在した。現在の奈良県明日香村豊浦小字古宮に比定する説があるが,8世紀の小治田宮については雷丘(いかずちのおか)東方の官衙遺跡(明日香村雷)を比定地とする可能性が強まった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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