小野好古(おののよしふる)
生没 884~968.2.14 平安中期の公卿・歌人。父は葛絃(くずお)。祖父は篁(たかむら)。弟に道風(みちかぜ)がいる。940年(天慶3)藤原純友の乱に際し,山陽道追捕使(ついぶし)・追捕山陽南海両道凶賊使に任じられ,翌年博多津で純友を討つ。947年(天暦元)参議,2度も大宰大弐(だいに)を勤めたため野宰相(やさいしょう)・野大弐とも称する。930年(延長8)醍醐天皇への奉悼歌,藤原師輔(もろすけ)の五十賀屏風歌など歌人としても知られる。967年(康保4)致仕。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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