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男達(おとこだて)

男伊達とも。江戸時代,男子としての面目や意地を張り通し,また信義を重んじ,そのためには命も惜しまない気風を誇る者。江戸前期にはおもにかぶき者などをさしたが,中期以降は火消を担う鳶(とび)の頭,人宿などの口入れ業者や人足頭,通り者などとよばれる任侠の徒に代表される。実際は無頼の徒や乱暴者などが多かったが,彼らに特有な気質・行動・生活態度は,都市民衆文化の一つの基調をなした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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