和尚(おしょう)
和上(わじょう)とも。仏法の師・受戒の師のことで,高徳の僧の尊称。禅宗・浄土宗では「おしょう」,華厳宗・天台宗では「かしょう」,法相宗・真言宗では「わじょう」,律宗では「和上(わじょう)」と伝統的に呼称する。日本における僧侶の官位としては758年(天平宝字2)鑑真(がんじん)に授けられた大和尚位を最初とし,864年(貞観6)僧綱(そうごう)として法眼和尚位,法印大和尚位が定められた。しだいに修行を積んだ高徳の僧侶をさすようになり,転じて住職など僧侶一般の通称となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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