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尾崎行雄(おざきゆきお)

生没 1858.11.20~1954.10.6 明治~昭和期の政党政治家。号は咢堂(がくどう)。相模国生れ。慶応義塾中退。明治14年の政変で統計院を退官し,立憲改進党結成に参画。大同団結運動にも参加し,保安条例で東京を追放される。第1回総選挙から衆議院議員に25回連続当選。第1次大隈内閣で文相となるが共和演説事件で辞任。立憲政友会に憲政本党からただ1人参加。1903年(明治36)から東京市長。第1次護憲運動では第3次桂内閣打倒の中心的役割をはたすが,山本内閣との提携に反対して脱党,中正会を結成。第2次大隈内閣には法相として入閣,大浦内相の汚職事件を追及。憲政会総務となったが普選論をめぐる対立で脱党,革新倶楽部に参加した。第2次護憲運動以降は無所属。昭和期には日独伊三国同盟反対,大政翼賛会批判の立場から活動。翼賛選挙では不敬事件をひきおこした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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