「のちのいみな」とも。贈名(おくりな)・諡号(しごう)とも。死後にその人の徳や功績をたたえて贈られる称号。中国におこった習俗で,7世紀後半に日本でも採用された。天皇の場合,国風諡号と漢風諡号がある。臣下では,とくに功績ある太政大臣に贈られたが,生前出家した者には与えられないのが原則。高僧では,最澄(さいちょう)が伝教大師の諡号を贈られたのがその初例。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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