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岡田寒泉(おかだかんせん)

生没 1740.11.4~1816.8.9 江戸後期の朱子学派の儒者。旗本岡田善富の子。名は恕(はかる),字は子強,通称清助。崎門(きもん)学を村士(むらじ)玉水に学ぶ。1789年(寛政元)松平定信に抜擢されて幕府儒官となり,柴野栗山(りつざん)とともに寛政異学の禁政策を推進した。これに尾藤二洲(じしゅう)を加えて寛政の三博士(のち寒泉に代えて古賀精里)とよぶ。94年代官職に転じ,常陸国内の民政に治績をあげ,領民から功徳碑を建てられるなど長く敬慕された。著書「幼学指要」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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