太安麻呂(おおのやすまろ)
生没 ?~723.7.6 安万侶とも。奈良時代の官人。姓は朝臣(あそん)。「古事記」「日本書紀」の編者。父は多品治(おおのほむち)。711年(和銅4)9月,元明天皇の詔をうけて稗田阿礼(ひえだのあれ)の暗誦していた「帝紀」「旧辞」を撰録し,翌年「古事記」を献上。同じ頃,「日本書紀」の編纂にたずさわったと考えられる。715年(霊亀元)従四位下。民部卿で没した。1979年(昭和54)奈良市此瀬町で墓誌が出土した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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