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大角鹿(おおつのしか)

第四紀更新世中・後期にヨーロッパから東アジア・北アジアに分布し,氷河時代の末期に絶滅したシカ。現在のヘラジカに似た大型のシカで,角のさしわたしは3.5m以上にも達した。マンモスやナウマン象の化石とともに出土することが多く,疎林や草原で生活していた。中国の周口店(しゅうこうてん)の洞穴からは北京原人の化石にともなって出土した。日本でも各地で化石が発見されており,縄文早期頃まで生存していた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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