明治前期に設立された陸軍に必要な兵器を製造・修理する官営製造所。火砲を中心に製造し,その技術発展を担った。1870年(明治3)大阪城内に工場を建設し作業を開始。大阪造兵司・大阪大砲製造所と改称し,79年10月制定の砲兵工廠条例によって大阪砲兵工廠とよばれた。1923年(大正12)の陸軍造兵廠設置にともない,同廠大阪工廠となる。陸軍省管轄。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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