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大阪商船会社(おおさかしょうせんかいしゃ)

日本郵船とならんで日本を代表する海運企業。1884年(明治17)大阪の中小船主が合同して設立。98年に中橋徳五郎が社長に就任してから,台湾・中国航路に進出,日露戦後には北米航路など遠洋航路へ進出し,第1次大戦後遠洋定期船会社としての地位を確立した。世界恐慌下の1931年(昭和6)には郵船と協調協定を結び,ニューヨーク航路に快速貨物船を就航させるなどの経営改善に努め,また37年には国際汽船の経営権を掌握して,郵船に代わって定期船の主導権を握った。64年海運集約化により三井船舶と合併して大阪商船三井船舶(現,商船三井)となる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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