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大久保忠教(おおくぼただたか)

生没 1560~1639.2.1 江戸前期の旗本。父は忠員(ただかず)。通称彦左衛門。三河国に生まれ,1575年(天正3)から徳川家康に仕える。76年遠江国乾(いぬい)の戦の初陣以来,81年の遠江国高天神城攻め,85年の信濃国上田城攻めなど戦陣のたび戦功をあげた。90年武蔵国で2000石を領する。1614年(慶長19)甥の大久保忠隣(ただちか)改易に際し,駿府によばれ三河国で新たに1000石を与えられた。大坂の陣には鑓(やり)奉行として従った。32年(寛永9)旗奉行となり,33年三河国で1000石を加増,計2000石を領した。著書「三河物語」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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