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大内義弘(おおうちよしひろ)

生没 1356~99.12.21 南北朝期~室町中期の武将。周防・長門両国ほかの守護。弘世の子。1370年代九州探題今川貞世に従って九州各地を転戦。91年(明徳2・元中8)明徳の乱の鎮圧,92年南北両朝の合体に功があり,室町幕府の安定に大きく貢献。対外関係でも,朝鮮との外交・貿易に独占的な地位を築き,大内氏の富強化を推進。将軍足利義満は義弘の勢威を警戒し,両者の関係は不穏となった。99年(応永6)鎌倉公方足利満兼らと連絡し,領国の和泉国堺で反乱をおこしたが,籠城ののち敗死(応永の乱)。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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