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大内義隆(おおうちよしたか)

生没 1507~51.9.1 戦国期の武将。周防・長門両国ほかの守護。義興の子。1528年(享禄元)家督をつぐ。九州で少弐(しょうに)氏と戦い,36年(天文5)大宰大弐の称号をえた。40年出雲の尼子(あまこ)晴久が安芸の毛利元就(もとなり)を攻めると,出兵して元就を救援。42年逆に出雲に進攻したが,翌年敗退。明・朝鮮との交易をすすめ,領内でのキリスト教布教を許可した。学問・芸能を好み,中央貴族と交際し,位階は従二位まで昇った。武断主義の家臣陶晴賢(すえはるかた)はこれを不満として義隆排除の計画をめぐらし,51年周防国山口に義隆とその交際相手の公家を襲った。義隆は長門国深川(現,山口県長門市)の大寧寺にのがれたのち自殺。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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