16世紀後半,戦国大名や織豊政権が発布した市場法・都市法。寺内町など旧来から楽市場として存在してきた市場を復興させるためにその特権を保障したものと,楽市場の存在を前提に,新設の城下町や市場の繁栄を目的にしてだされたものとの2タイプがある。織田信長が,1567年(永禄10)にだした美濃国加納宛のものは前者で,77年(天正5)安土城下にだしたものは後者である。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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