連合艦隊(れんごうかんたい)
2個以上の艦隊で編成される日本海軍の外洋作戦担当の中核部隊。最初の編成は日清戦争にともない1894年(明治27)7月19日,常備艦隊と西海艦隊からなり,司令長官は伊東祐亨(すけゆき)中将。次は日露戦争にともない1903年12月28日,第1・第2艦隊(のちに第3・第4艦隊を加える)からなり,司令長官は東郷平八郎中将(のち大将)。その後連合艦隊は演習その他の目的のため年度の所要期間編成されたが,33年(昭和8)5月20日以降,常時編成となった。太平洋戦争開戦時には第1~第6艦隊,第1・第11航空艦隊,南遣艦隊からなり,司令長官は山本五十六(いそろく)大将。戦争中は2個艦隊以上をもつ方面艦隊・第1機動艦隊も連合艦隊に含まれていた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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