ロンメン石窟。中国河南省洛陽の郊外,伊水の両岸にある仏教遺跡。494年北魏の孝文帝が大同から洛陽に遷都してから雲崗(うんこう)石窟にかわって造営された。北魏のものは14窟で,賓陽(ひんよう)中洞は帝室の造営として代表的なもの。隋・唐代にも継続され,高宗時代の670~680年に最盛期を迎え,奉先寺洞の高さ13mの盧舎那仏(るしゃなぶつ)とそれをとりまく立像は偉観である。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう