アメリカ統治下の沖縄における米国民政府の長官。1957年(昭和32)6月,大統領行政命令により従来の民政府副長官にかわる施政権者として現役軍人が就任した。布告・布令を公布し,琉球政府の三権を統轄し,立法院に対する拒否権や公務員の罷免権など,沖縄の帝王とよばれるほど絶大な権力をふるい,米軍支配の象徴的存在であった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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