琉球史料叢書(りゅうきゅうしりょうそうしょ)
首里王府編の正史・由来記などを収録した書。5冊。伊波普猷(いはふゆう)・東恩納寛惇(ひがしおんなかんじゅん)・横山重(しげる)の編集で,1940~42年(昭和15~17)刊行。内容は第1・2冊「琉球国由来記」,第3冊「琉球国旧記」,第4冊「中山世譜」,第5冊「中山世鑑」。史料の解説を伊波と東恩納が担当している。琉球史研究の基礎史料で同叢書の刊行により多くの研究者が容易に利用することが可能となり,その後の沖縄研究に大きく貢献した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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