江戸時代,琉球国王が徳川将軍に送った外交使節。将軍代替りを祝う慶賀使と,国王が即位を謝す謝恩使があった。1634年(寛永11)に始まり,1850年(嘉永3)まで18回実施。初回は京都までで,次回から江戸に赴いた(江戸参府)。1710年(宝永7)将軍の威光を高める外交儀礼として位置づけられるとともに,使節一行に中国風の風俗が強制された。1850年以後も2回慶賀使が計画されたが,国事多端を理由に中止。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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