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立憲国民党(りっけんこくみんとう)

明治末~大正期の政党。1910年(明治43)3月,憲政本党を軸に又新会(ゆうしんかい)・無名会などが合同して成立。結党当時の所属衆議院議員数92人。憲政本党当時から表面化していた大石正巳(まさみ)・武富時敏(ときとし)・箕浦勝人(みのうらかつんど)らの改革派と犬養毅(いぬかいつよし)率いる非改革派との対立が激化し,改革派は大正政変に際して桂新党(のちの立憲同志会)に参加,非改革派は憲政擁護運動に重要な役割をはたしたが,立憲国民党自体は第3党に転落した。犬養は臨時外交調査委員会に参加し,普通選挙運動に同調するなど努力したものの党勢は振わず,20年(大正9)の第14回総選挙では29議席に凋落。22年9月に解党し,11月に革新倶楽部に改組された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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